誰にどうしてもらいたいホームページですか?

昨年、新規サイト制作の打ち合わせで、超音波検査士の先生とお話をする機会がありました。

打ち合わせの後、「時間ある?血管年齢みるよ」と言われ、首の血管のエコーを見てもらったところ「いいね、悪いところないね」と言われて一安心。血管、詰まってなくてよかった…!

頸動脈エコーのイメージ(全然痛くないですよ!)

お話によると、脳の血管が詰まって起こる脳梗塞は、首の血管のエコーでわかる場合があるそうです。

「脳梗塞を発症してからでは遅いんだよね。その前の段階でエコーで発見してあげたい」

その言葉が印象的で、その思いが伝わるようなホームページを作りたいなと思いました。

はじめの設計は「会社紹介サイト」だった

もともとこのお話を受ける前に出されていたサイトマップ案は、よくある「会社紹介サイト」で、

  1. トップページ
  2. 超音波エコーとは
  3. お問い合わせ
  4. 会社概要(住所、アクセス、電話番号)

のような構成となっていました。

私がいつも思うのは、「これは見る側が読みたいことではないなぁ」ということです。

「誰」に「どうしてもらいたい」ホームページなのか

発症前に病気の予兆を知ってもらいたい人たちはそもそも「エコーで調べられる」ということを知りません。

そういった方がいきなり「脳梗塞 頸動脈エコー」という言葉で検索はしないです。

なので、「超音波エコーは知らないが、病気に不安を持っている方」を対象にした入り口を設けることにしました。

トップページキャッチコピー

日本人の死因上位を占める「がん」「心不全」「脳卒中」
エコーなら発症前にわかる場合があります

対象者へのメッセージ

がんが心配な方へ

「腹部エコー」で調べられます
痛みはほとんどなく、X線やCTなどと違って被曝もありません

心不全が心配な方へ

「心エコー」が大変向いています
エコーは「写真」ではなく「動画」なので、動いている心臓を見るのに最適です

脳卒中が心配な方へ

「頸動脈エコー」(首に当てるエコー)が向いています
頸動脈エコーは動脈硬化の程度を把握できるので、動脈硬化と密接なかかわりがある脳梗塞を予測できます

次に考えることは、そういった方たちに「どうしてもらいたいか」です。

今回の場合はまず、超音波エコーに興味を持って頂いた方に問い合わせをしてもらいたい、とのことで各ページに「お問い合わせフォーム」を設置して、すぐにお問い合わせがしやすい形を実装しました。

電話での問い合わせの負担を軽減するためフリーダイヤルも設置されていたので、そこも大きく表記しました。

せっかく作るなら、「機能」を持ったホームページを

「誰」に「どうしてもらいたい」ホームページなのかを考えると、そのホームページに何を書くべきか、どんな機能をもたせるべきなのかが明確になります。

mot [モット] では、「ただ存在しているだけ」のホームページではなく、目的を持って機能するホームページを作りたいと考えています。「ホームページが欲しいんだけど、何ができるのかわからない、知りたい」という方は、お気軽にご相談くださいね。

お問い合わせ

この記事を書いた人

WEBディレクターmot project
webデザイナー・コーダー・ライター|グラフィックデザイナー|イラストレーター|ウェブデザイン講座講師|ワードプレス講座講師
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