インサートカットの重要性

今日はクライアントからの変わった動画制作の話です。

どのような動画制作でも基本的には私達が「企画・脚本・撮影・編集・配信」を行っていますが、たまにクライアントから「こんな動画撮ったから編集できる?」と相談される事があります。

もちろんNO!はありませんが、撮影した映像を確認する前に「誰に、どのように見せる映像ですか?」と必ず確認します。そして、その視聴者に対して適切な編集を行います。

しかし、クライアントから支給される動画データは記録映像のような単調な構図が多く、必要最低限の記録(撮影)しかしていません。そのため、支給データのみを編集しても、視聴者へ「伝わる映像」にはなりません。そこで重要となるのがインサートカットです!

インサートカットの重要性

インサートカットとは主となる動画に別のカットを挿入して、映像の流れに違和感をなくすための編集テクニックです。挿入されるカットは、映像が伝わりづらい場合の補足映像や、単調な映像を編集した場合に画面が突然切り替わったジャンプカットとして利用できます。インサートカットは映像だけでなく、画像やテキスト。図解などもあり、映像の流れに合わせて適切に編集・演出することで、視聴者へ「伝わる映像」となります。テレビのグルメ番組を見ると、いかにインサートカットが多いか分かると思います。そして、カットが多いのに違和感がない事に驚くでしょう!

まだまだ編集テクニックは沢山ありますが、このような編集技術や編集の難しさを理解しているクライアントから依頼・相談を受ける事があります。クライアントが撮影した貴重な動画シーンがあれば、しっかりと編集しますので遠慮なくご相談ください!

この記事を書いた人

WEBプロデューサー
メディアコンサルタント|製造業コンサルタント|ビデオグラファー・映像作家|WEBディレクター・ライター
Adobe Premiere Pro、After Effects、Illustrator、Photoshop、Apple Final Cut Pro、Motion
Xpedition Enterprise、OrCAD